日英翻訳のコツ

1. 日本語にはなく、英語にはある概念を補完

・主語、代名詞、時制、未来形、冠詞、明示的、論理的、動作主主語(SVO)、無生物主語、

 ・出来事分析、解体、名詞抽出後動詞や前置詞で補う、人注目から原因注目へ、何がどうする何を(SVO)+ どんな(前置詞句、関係代名詞)←(日)副詞節 +名詞、~は(主題)→~ことを(目的) 

・「なる」を「する」に、漢語中心の和文に 

 

2. 逆に日本語にはあり英語にはない概念の省略した和文に→その後英訳 

(特に反対)意見の断言や人への直接の言及を避ける、濁す→逆に臆せず直言し言及する

 

基本的な英訳方法の一例

・日英翻訳は、いきなり訳そうとするのではなく、
英語の発想や表現からすれば必要な要素(主語、代名詞、時制など)を周到に付け加え、
・「明示的」「論理的」な形に直しておいてから(日英中間言語)、
はじめて英語に置き換える作業にとりかかる
(谷崎流、名文の書き方の逆)
 

谷崎流、名文の書き方 

・日本文を西洋流に組み立て、

・その後で単に西洋流の文法の必要上入れたに過ぎないことばを消してゆき、

・国文の持つ簡素な形式に還元する

 

S:動作主+V:他+Oは英語的構文 (日本語では、これに対応するのがS+(O)+V:自になる時も) If [you] [don't mind] [going in] after me
Would [you] [care for] [a bath]?
[The lady of the house] [does] [nothing] for her guests [I] [won't catch] [any dreadful Chinese diseases]?

 

・日本語では必要としない主語を「動作主」に当たるかたちで主語をたてる 

・日本語では主語がなくても、敬語・謙譲語で主語を察することが出来る(間接的に主語を表 す仕組み→本来主語が不用)

敬語はカット 

・英語には日本語ほど精緻な敬語・謙譲語の体系がない→日本語の敬語はほとんど切り捨て る方針+場合により適切な主語を補う

文の区切りはこだわらず 

・二言語間の文の構成方法が違う場合、センテンスの切り方を訳文でも原文でも形式的に一 致させることには大して意味がない 

・一般的に日本語は継ぎ足して一文が長くなり、英語では短く切るのを好む→英訳時は内容に 従ってセンテンスを複数に切る

英語は日本語より「間接話法」を好む (日本語は「」でくくらず地の文に直接会話が入ることがある) 

She asked if... 

I said(that...)

・日本語では過去のことを述べるとき現在形を使うことがある、大過去も現在完了もなく、未来 時制、未来完了などあいまい 

→英訳時は、時間的前後関係を分析して、それに対応する英語の時制を選ぶ

 

⚫︎まとめ
日本語を英訳する時気をつけること
1主語明示
2動作主を主語に(SVO)
3時制分析
4話法の転換(視点移動) : 日本語的直接話法から英語的間接話法へ(客観) 

5代名詞選択: 話法転換で代名詞が変わる 

6センテンスを短文分割